革職人
世界にも類を見ない企業
Atelier du Bracelet Parisienはフランスの経済産業省から贈られる「無形文化財企業(EPV)」を付与された、二世代にわたって続く家族経営の手工業会社です。すべての製品はパリの工房で作られ、ABPの顧客は非常に幅広い種類のレザー、革なめし法、色、形、厚さの中から選ぶことができます。その評判、意味、そして存在理由さえもが希少で、唯一無二の革製品の工房の基礎となっています。
ABPは時計ベルトに関するもの、時計職人のサービス、レザー製品なら文字通りなんでも取り揃えています。
ABPの歴史
創設者であるJean-Claude Perrin(ジャン=クロード・ペラン)は多くの有名スイス製時計ブランドに納入している、有名時計ベルトのブランド"Camille Fournet"と"Créations Jean-Claude Perrin" で開発と製作に携わるようになると一躍「時計ベルト製造の世界」で国際的に知名度を上げました。
Jean-Claude Perrinは1966年、"Camille Fournet"創設者の姪であるRégine Fournetと結婚しました。ふたりはパリにある家族経営の会社に加わるため、生まれ故郷であるシャンパーニュ地方を出ることを決意しました。Jean-Claude Perrinはそこで経営者となりました。のちにふたりは 自身の工房"Créations Jean-Claude Perrin"を立ち上げるため、"Camille Fournet"を去りました。この工房は20年後ある産業系の企業に売却されました。
高級腕時計ベルトの産業的製造の経験からJean-Claude Perrinは自身の情熱を手仕上げの時計ベルトに捧げることにしました。パリ1区にあるSaint Hyacinthe通り7番地に小さな工房とブティックを開くと、少数の顧客だけを相手にしました。
この広さ50平米の工房には個性的で世界的にも他に類を見ないコンセプトに溢れています。: 時計愛好家は50種類もの革と100種類の色の中から自分だけの時計ベルトを作ることができます。さらに顧客は革のどの部分をベルトにするのか指定することができます。
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このコンセプトは成功しましたが、自身の経験から、再度産業的な大量生産の策にかかることはしませんでした。自分の情熱を管理的な職務に邪魔されてしまうからです。彼は徐々に彼の妻Régine、息子のYann、義兄弟のDominiqueとPierreそして何人かの職人からも支えられていきます。
サービス
会社は変わらず14人の従業員とひっそり営んでおりましたが、数年の後、工房とブティック(職人の作業を見学することができる)を150m離れた、パリのMarché Saint-Honoré広場28番地にある、少し広い場所に移しました。パリ第1区にあるこの工房では以下のサービスを受けることができます:
- 時計ベルト: プレタポルテの小さなコレクションとオーダーメイド
- 新品と中古品の時計
- 時計の刻印、磨き、修理と検査
- 革小物やベルト、バッグ
- 携帯電話やデジタル機器用アクセサリー
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ABPの本質は他にはないオーダーメイド感覚の商品にあります。以下の素材とデザインを取り揃えています:
- 50種類以上の動物と素材: アリゲーター、パイソン、オーストリッチ、カーフ、アナコンダ、ナイルパーチはほんの一例に過ぎません
- 100種類もの色とデザイン
- クラシックなものから新しい機能的なものまでミリ単位で正確に計測された数十種のベルトタイプ
- 厚さは10段階から選択可
- 600種類の異なるステッチ、素材、縫いの厚さ
- 剣先の型、縁、留め輪、スポーティなホールや装飾的な金具、2重3重に巻き付けるタイプ、顧客に合わせた子穴はあなたのABPのベルトを世界でただ一つのものへと仕上げます